こんにちはヤスダです!
自分に合った装備が重要!
今回はテント泊の縦走装備について。
先日行った4泊5日の高島トレイルへ持って行った装備でおすすめできる物をシェアしたいと思います。
縦走に関わらず、登山に持っていく物は個々の体力や経験によって大きく変わりますので一概に「これが一番いい!」とは言えませんが、それでも自分的には純粋に持って行って良かったと思えるものなのでもし少しでも参考になれば幸いです。
これから高島トレイルに挑戦しようとしている方や、その他のトレイルをテン泊で縦走しようとしている方は少し長くなりますが是非読んででみて下さい!
それでは行ってみましょう!
食
山での食についてはがさまざまな考え方があり、何を優先するかは人それぞれになります。
私の場合、朝、昼、晩の食事は「軽量」「簡単」を重要視した内容で、食べていくことで重さと体積が減っていくように設定しました。
また行動食も重要な栄養補給の一つとして考えて一部自作したものも含まれます。
今回の内容は4泊5日分の食料で5日目の昼までに到着する予定ですので最終日の食料は朝食のみです。
そして、初日の朝食はスタート地点に着くまでに済ませますので初日の昼食以降13食、非常食、行動食となります。
朝食
いたってシンプルにフランスパンにメープルシロップです。
フランスパンは体積こそ大きいですが、サイズの割に軽く、ボリュームもあり、程よく固いため噛むことで満腹感を得ることができます。
これ一本を4等分して4日分の朝ご飯にします。
また、メープルシロップは緊急時の非常食の位置付けとして持参している意味もあります。
飲み物はお湯に溶かすだけのコーヒーやカフェオレです。
INICのコーヒーは粉で溶かすだけのタイプですが、一般的なインスタントコーヒーとは違ってドリップコーヒーに味に近いので気に入っています。
またかなり定番ですが、Blendy stickカフェオレは甘さが疲れを癒してくれるので夜に飲む事が多いです。
昼、夜、非常食
内容 | 量 |
---|---|
アルファ化米 | 6食分 |
リゾッタ(mont-bell) | 1食分 |
マルタイラーメン | 2食分 |
わかめの味噌汁 | 4食分 |
ベジミックス | 適当 |
大豆ミート | 適当 |
魚肉ソーセージ | 5本 |
アルファ化米
アルファ化米は6食分を一つの袋にまとめることでかなりゴミが減るので体積軽減につながります。
ちなみに6食分のゴミは以下の通り。
結構なゴミの量ですね。
先述したように食べた分だけ重さと体積は減って欲しいので、ゴミは可能な限り山行前に家で処分しておきます。
今回は非常食として家にあったアルファ化米を持って行ったので白ご飯4つの中に炊き込みご飯が1つとわかめご飯が1つが混ざっているため少し見た目は悪いですが、私はあまり気にしません。
一つにまとめてしまうと一食分がどれぐらいなのかが分かりにくくなると思われるかもしれませんが、私の場合はクッカーで計ることができます。
計り方についてはこの後のクッカーの所で説明します。
ちなみにアルファ化米は自分で作ると経済的にお得ですので合わせてチェックしてみて下さい。
リゾッタ(mont-bell)
リゾッタ(mont-bell)は非常食として持っていきました。
非常食の位置付けですので食べずに下山することになる物ですが、いざという時のためにカロリーの高い物を用意しています。
乾燥野菜ミックス・大豆ミート
乾燥野菜ミックスと大豆ミートはラーメンや味噌汁を食べる際に具材としてのかさ増しの意味と、ビタミンやタンパク質を摂取する目的で持っていきました。
1日10時間以上は歩き続きなければならいため栄養は積極的に摂取したいです。
共に乾燥している物なので非常に軽く、熱湯で簡単にもどりますので非常に重宝します。
また、具としての満足度も高く、普通に美味しいのでのでおすすめです。
行動食
行動食も大事な食事の一つと考え、メインの食事からはなかなか取れない脂質や糖質を摂りたいですが、やはり気分向上の意味合いも大きいと思うので食べていて美味しいと思え物を選ぶのも重要なポイントの一つではないでしょうか?
トレイルミックス
まず写真左上はポリッピー(塩味)と柿の種(梅ざらめ)をミックスした物。
ポリッピーの塩味と梅ざらめの酸味が歩き続けていくことで失われていく塩分と気分を取り戻してくれます。
そして単純に美味しい。
じゃがりこ
写真右上は言わずと知れた銘菓 じゃがりこ。
もちろん行動中にそのまま食べるために持っていきましたが、気温が冷え込んだ場合はお湯を注いでマッシュポテト化して食べることも想定していました。
結果的にお湯を注ぐことはありませんでしたが、じゃがりこマッシュポテトは普通に食べ物として好きなのでもし試したことがない方は一度試してみて下さい!
自作エナジーバー
写真下に並ぶ茶色い紙みに包まれている怪しげなものは自作のエナジーバーです。
午前中に1本、午後から1本食べるとして、1日2本を目安に2本×4袋分を作りました。
市販のプロテインバーやエナジーバーを買って持っていくつもりでしたが4泊分ともなると意外と良いお値段。
そこでネットで調べると自作している方がおられ、また、そのほうが安いので自作しました。
ただ、少し気になる部分もあったので自分なりに試行錯誤しながらオリジナルレシピをつくりました。
非常に栄養価も高く、美味しいので行動中の体力維持とモチベーションを保つための大きな味方になってくれました。
火器/食器
燃料
燃料は250のod缶を私が一つ、妻が一つ持っていきましたが、食事内容にもよりますがギリギリ、もしくは足りない感じでしてた。
もしバックパックに余裕があるのであればもうワンサイズ小さい110サイズを予備で持っていくことをおすすめします。
ライター
ライターはSOTOのマイクロトーチをメインに予備としてBICのライターを持っていきました。
気温が0度を下回ることがない季節だったので軽さを優先して共にガスライターを持参しましたが、マイナス以下になる場合はオイルライターがおすすめです。
ガスストーブ
ストーブはSnow PeakのGS-100。
もう15年程前、「山ガール」と呼ばれる人がたくさん山にいた時代に購入した物なので現行モデルと少し違いはあるかもしれませんが、まだまだ全く問題なく使えています。
クッカー
クッカーはSnow Peakのアルミパーソナルクッカーの小さい方を持っていきました。
今回はアルファ化米の外袋を山行前に処分したので代わりに蓋付きのクッカーで蒸らす必要があったためです。
アルファ化米は1食分/100gに対して熱湯を160cc〜170ccを注いで15〜20分待つと出来上がるので、それをクッカーで行います。
カトラリー
カトラリーはTritensilのスプーン/フォーク/ナイフです。
バラで使えはフォークとスプーン/ナイフとして使える他に、、、。
連結するとロングスプーン/フォークになるので、高さがあるクッカーや、アルファ化米を袋から食べる際い重宝します。
収納ケース
余談になりますが、食料や火器類の細々した物はAmazonに売っている文庫本収納のにまとめています。
某YouTuberさんがご紹介されていたので真似させていただきましたが上手く収納出来ればなかなか使えますし、5個組で1500円以下で購入できるので雑に扱えるのも良いです。
虫除けスプレー
登山で遭遇したくない生き物はなんですか?と聞かれると真っ先に熊が思い浮かぶと思いますが、意外と盲点なのがこのマダニ。
たった5mm前後の小さな虫ですがマダニに噛まれることでマダニが媒介するウイルス感染症になると発熱、吐き気、嘔吐、痙攣などの症状が出て、重症化することで致死率が30%にも及ぶ非常に危険な虫です。
この致死率で見ると熊に遭遇して命を失う確率よりも遥かに高いということになります。
4月に高島トレイルを歩いた際い悩まされたのがこのマダニ。
二日目の朝にテント内で上を見上げると見覚えのある虫。
予想はしていたけどこんなに分かりやすく発見できた事が逆に不安にさせてくれましたが、これは序章に過ぎず、、、。
黒河峠を越えた辺りから登山道に少し被さるように生えている草に足が触れる度にマダニがくっ付いてきました。
上記の写真はまだ見えやすいサイズのマダニを上から撮ったものですが、実際には脹脛や逆の足にも付いていて、砂粒程度のサイズのマダニも含めると計8匹付もいていました。
そのため帰宅後に速攻でマダニ避けスプレーを購入しましたが、その際に調べて分かったことを少しシェアさせて頂きます。
虫除けの成分として「ディート」と「イカリジン」が非常に効果的であるとされていますが、注意点として「ディート」はポリエステルやポリウレタンなどの合成繊維、またその他のアウトドアウェアやバックパックに使用されているコーティングを劣化させることが最近知られてきました。
ちなみに「イカリジン」は大丈夫だそうです。
近年の登山ウェアやバックパック等は非常に高価な物が多いので虫除けによってその寿命が短くなるのは避けてたいものです。
対象は蚊成虫、ブユ、マダニ、イエダニ、トコジラミ、ヌカカ、ヤマビルです。
蚊、ブユ、マダニの他にヤマビルにも効果があるのは嬉しいですでね。
虫除けを使用する際は成分として「イカリジン」が使われているものを使うことが望ましく、成分がより高濃度で配合されている医薬品タイプを使うと効果が長時間続きます。
私が購入したフマキラー スキンベープ ミスト イカリジン プレミアム は成分がイカリジン、そして医薬品であるため15%の高濃度で効果が長持ちします。
ただ、ボトルのサイズが大きくこのまま携帯するのは厳しいので私は必要分を別のスプレーボトルに移して携帯するようにしました。
その他小物類
紙地図(公式マップ)
高島トレイルクラブが発行している公式ガイドブックとマップ。
いずれも高島トレイルクラブのホームページや指定販売所で購入可能です。
私は実物を見てから購入したかったので、指定販売場所の一つ道の駅 藤樹の里あどがわで購入しました。
共に一部¥1,000とそこそこのお値段ですので、もしどちらかしか買わないのであれば公式のマップのみでも良いと思います。
公式のガイドブックは各セクションごとのコースタイムや標高、見どころなどが詳細に書かれていますのでゆっくりと山行を楽しみたい方や、じっくり計画をたてたい方には良いかもしれません。
そして絶対に購入した方が良いのがこのマップです。
山行中は基本的にはYAMAPやヤマレコ等のスマホ地図を使うと思いますが、山行前の計画段階ではこの地図なしに計画を立てることは難しと思います。
理由は各セクションごとのコースタイムやエスケープルートは勿論、水場の位置まで表記されているのからです。
水場を繋ぎながら歩くことが鍵となる高島トレイルにおいてこの地図は必要不可欠だと言っても良いと思います。
地図に載っていない水場もありましたので以下の記事で記載しています。
モバイルバッテリー
テント泊縦走に限らず今や登山の必携品と言っても良いのがモバイルバッテリーです。
ヘッドライトや、その他電子機器の充電にも使うことがありますが、一番の目的としては勿論スマホの充電ではないでしょうか?
しかし、モバイルバッテーと一括りに言っても、さまざまな容量の物があるので一体どれぐらいの容量の物を用意すれば良いのか迷いますよね?
そこで自分に合ったモバイルバッテリーは以下の3スッテプで見つけることができますのでチェックしてみて下さい。
- 自分が使っているスマートフォンの容量を知る
- 1日で消費する容量を把握する
- 消費量×日数+αでモバイルバッテリーの容量を決める
自分が使っているスマートフォンの容量を知る
まずは自分が使っているスマートフォンのバッテリー容量を知ることから始めます。
ここではiPhonenシリーズのバッテリー容量を表にしてみました。
こちらのサイトの一部を参考にさせて頂きましたので、もしご自身のモデルがない場合はそちらでご確認下さい。
またAndroidユーザーの方は販売店、もしくはメーカーでご確認下さい。
iPhone シリーズ | 容量 |
---|---|
iPhone 14 ProMax | 4,323mAh |
iPhone 14 Pro | 3,200mAh |
iPhone 14 Plus | 4,214mAh |
iPhone 14 | 3,279mAh |
iPhone 13 ProMax | 4,352mAh |
iPhone 13 Pro | 3,095mAh |
iPhone 13 mini | 2,406mAh |
iPhone 13 | 3,227mAh |
iPhone 12 ProMax | 3,687mAh |
iPhone 12 Pro | 2,815mAh |
iPhone 12 mini | 2,227mAh |
iPhone 12 | 2,815mAh |
iPhone SE 2Gen | 1,821mAh |
iPhone 11 ProMax | 3,969mAh |
iPhone 11 Pro | 3,046mAh |
iPhone 11 | 3,110mAh |
1日で消費する容量を把握する
自分のスマホのバッテリー容量を知った上で、1日に使用するバッテリーの量を把握します。
地図アプリを起動させながら、写真や動画を撮ったり通話やSNSにアップしたりと、人によって様々な使い方をすると思いますので電池の減り方も人それぞれです。
私の場合はiPhone11を使っていますが、朝7時ぐらいから地図アプリをONにして行動を開始し、写真などを撮りながら夕方18時ぐらいでバッテリー残量は10%前後になっています。
消費量×日数+αでモバイルバッテリーの容量を決める
私を例に計算すると、iPhone 11のバッテリー容量が3,110mAhで、1日でほぼ全てを使い切るので4泊5日で単純計算すると、3,110mAh × 日数(5日) = 15550mAhとなります。
それに+α(予備)として1日分を追加すると18660mAhとなりました。
それとは別に、ヘッドライトのバッテリーを充電することもあるかもしれませんのでその分も容量に含みます。
私が使っているヘッドライトはPETZLのタクティカを使っていて、コアバッテリーの容量は1250mAhです。
先ほど計算したスマホ分の18660mAhにヘッドライト分の1250mAhを足すと19910mAhとまります。
私の場合、4泊5日の山行の場合は19910mAh以上のモバイルバッテリーがあれば大丈夫だということになります。
そこで私が持って行ったのはAnker PowerCore 20100で名前のままですが容量は20100mAhですので消費する予定のスマホ充電とヘッドライト分を充電することができます。
ただ、一つのバッテリーで完結すると、水没やその他何らかの原因で故障してしまった時にはどうしようもなくなるので、理想を言えば20000mAhを一つ持っていくより、10000mAhを二個持っていく方がリスク回避になります。
私の場合は以前から同じメーカーの10000mAhの物も持っていたのでお守りとして持参しましたが容量的にも、重量的にオーバースペックでした。
歯磨き粉
縦走中にお風呂に入ることは難しいですが、歯磨きだけはしっかりしたいものです。
しかし、皆さんは山行中に使う歯磨き粉について悩まれたことはないでしょうか?
私の場合、普段家で使っている歯磨き粉を自然の中に吐き捨てるのは流石にいかがなものかと思うけれど、何も付けずに素磨きするのは少し気持ちが悪い感じがするので少しはスッキリ感が欲しいなぁと。
そこで見つけたのがORALPEACE(オーラルピース)。
自然由来の食品成分のみで作られているため、たとえ水がない所でもうがい、吐き出し不要で使うことができるため、国際宇宙ステーションの搭載品として選定される程だそうです。
また、うがいをしても微生物による生分解性に優れているため自然に対してのインパクトが少ないこともありがたいです。
パッケージのままでは多すぎるので山行時は必要分を100均のチューブケースに入れ替えて持参しました。
歯磨きジェルですので一般的な歯磨き粉よりはサラサラした感じですが、磨き心地は爽やかなミント味で非常に気持ちがよ良いです。
浄水器
高島トレイルにおいて必ず必要になるのが浄水器です。
川などの水はそのまま飲むことはできませんので、汲んだ水を濾過して飲み水に変換する必要があります。
今やさなざまなタイプの浄水器が販売されていますのでご自身の好みで選んで問題ありませんが、私の場合は随分前から変わらずSAWYER(ソーヤー ミニ)を使っています。
特に理由はありませんが、これでかなりの量の水を濾過して飲んできましたが今の所一度もお腹を壊した事がないので私自身は絶大な信頼を置いている商品です。
ウォーターボトル
水を運ぶために持って行ったボトルはCNOCのVesica Collapsible Bottleで容量は1Lです。
他にもPlatypus(プラティパス)の水ボトルも持っていますが、CNOCの方がスリムな円柱形状であるため、ザックのサイドポケットに入りやすかったのでこちらを選択しました。
主な用途としては水場でこのボトルに水を汲んで、このボトルから浄水器で濾過したものをペットボトルに移して飲み水にします。
ペットボトルは700mlを2本持って行ったので水場に着いたらまずは浄水した物を1.4L確保して、その後にCNOCを満タンにして計2.4Lの水を持つようにします。
次の水場までが近い場合はCNOC分の1Lは持たずに軽量化を優先します。
温度計
絶対に必要かどうかは人それぞれですが、私の場合は経験値を蓄積するために持参しています。
この山のこの季節はこれぐらいの気温たっだとか、これぐらいの気温であればこれぐらいの服装で大丈夫など、自分の経験を蓄積することで次回につなげることは良いことです。
他の人の情報も参考にはなりますが、やはり自分の経験や体感に勝る情報はありません。
無駄な荷物を減らして軽量化する手段の一つとして温度計は私にとって必要なアイテムです。
私が使っているものはdretec(ドリテック)というAmazonで購入した安いものですが、気温の他に湿度や時間も分りますのでザックの肩口辺りに付けておくことで目線をずらすだけで時間を確認できるので重宝しています。
テント
テントはNEMO HORNET OSMO 2P
半自立式の2Pテントで、重量950gと1kgを下回る軽さで、さらにNEMO独自の素材オズモ™ファブリックを使用することで従来のナイロン生地のように水分を吸って重たくなりにくくなっています。
フレームは一般的な自立型テントのようにがっしりとした構造で耐風性を上げるものではなくて、3本が交差するY型フレームが適度にしなってくれるので風の抵抗をうまく逃してくれる構造になっています。
またインナーはメッシュ面積が多いので夏は涼しく、冬は結露がしにくいようになっています。
フライを被せると山岳テントらしい佇まいに。
各所ペグダウンをすることで雨風をしっかりと防いでくれます。
スリーピングシステム
マット
マットについてはかなり悩みましたが、山と道 UL Pad 15+(100cm) と EVERNEW FPmat125 にしました。
FPmat125の上にUL Padを少し被せるように敷くことで重なった部分が自分のお尻ぐらいの位置にくるので圧力が掛かって2枚がズレにくくなります。
このシステムにした理由は以下の通り。
- 同行した奥さんがエアマットでしか眠れないので私のエアマットNEMO テンサーを貸した
- 撤収が楽でかなり早い
- パンクするリスクがない
- パッキングの都合上この方が良かった
1.に関してはそのままで、2.に関してはエアマットと比べて撤収の速さが桁違いです。
3.に関してもそのままで、1泊2日なら最悪パンクしても何とかなりますが、4泊ともなるとパンクすると下山するしかなくなるのでリスク回避としては良い選択だと思います。
4.に関しては私が使っているバックパックには背面パッドやフレームなどが入っていないので背面パッド変わりになるのと、バックパックの形状保持のために都合が良かったです。
パッキングに関してはバックパックのところで詳しくお話します。
山と道 UL Pad 15+(100cm) は厚みが13mm、EVERNEW FPmat125 はたったの5mmしかないのでこのシステムで寝る練習を何度か自宅で行い、自分なりに「これならいける!」と編み出した方法がこれ。
FPマットの足元を折り返して10mmにする。
「それだけかい!」ってなると思いますがこれががなかなの違いで、人間のかかとはほぼ骨むき出しのくせにあおむけで寝るとずっと地面に対して圧力がかかり続けるので、その部分を厚くすることで底からの冷えを随分抑えることが出来ます。
またテントを張る場所の下が落ち葉等でクッション性がある場合は全く問題なく眠ることができますし、実際私はマットの問題で起きるとはありませんでした。
枕
枕はAmazonで購入したHIKENTUREというブランドの物。
値段の割に違和感なく使えてコンパクトになるので気に入って使っています。
私が使っているモデルは旧型で今は販売していませんでしたが、別のモデルが販売していましたので気になる方はチェックしてみて下さい。
寝袋
寝袋はお気に入りのENLIGHTENED EQUIPMENTのConvert。
山行初日は就寝時の気温が2度ほどまで下がりましが、翌日は8度までしか下がらなかったので寝袋の開閉で温度調整をしました。
これが出来るのもキルト型寝袋の利点の一つ。
バックパック
バックパックはZpacks のNero 38Lでスペックは以下の通り。
容量 | メイン/25L センターポケット(背面メッシュ)/8L サイドポケット/2.5L × 2個 計38L |
---|---|
重量 | 308g |
素材 | DCF(ダイニーマ・コンポジット・ファブリック) |
耐荷重 | 9kg |
俗に言うUL(ウルトラライト)ザックと言われるタイプのザックで、軽量を追求するため背面パッドやフレームなどは一切ありません。
そのため荷重がダイレクトに肩にくるので慣れるまでに少し時間がかかります。
ただその分本体の重量は308gとかなり軽量で何も入れてない状態だと背負っている感覚を感じさせない程の重量です。
また素材がDCFであるため完全防水で縫い目にもシーム処理がしてあるのでザックカバーが必要ありません。
パッキング
では今回の紹介した物を撤収手順でパッキングしてみます。
まとめ
今回は高島トレイルに持って行った装備について詳しく解説してみました。
個々の体力や経験によって必要な装備は大きく変わります。
必要な物が他の人と同じでは無いことの方が多いので、取り入れられそうなところは積極的に取り入れつつ、自分にあった装備を確立することが大事だと思います。
安全に、そして快適にハイキングを楽しめるように私もどんどんアップデートしていくつもりですので、何か新しい発見があれば改めてシェアさせて頂きますので、たまにチェックして頂けたら幸いです。