[100kmウォーク]完歩するためのペースと練習方法を詳しく解説!

ウォーキング

こんにちはヤスダです

ヤスダ
ヤスダ

練習あるのみ!

今回は100kmウォークを完歩するための練習方法について。

皆さんの知り合いで、1日で100kmを歩いたことがある人は何人いますか?

私の周りには3人います。

それは一緒に大会に参加した、父、兄、妻です。

また、残念ながら知り合いに途中でリタイアした方が2人います。

さて、この両者の違いは何だったのでしょうか?

100kmという距離は途方もない距離ですが練習をすれば誰でも完歩できる距離です。

ただ、練習なしで飛び込んで完歩できるような距離ではないことも事実ですし、70歳の父が完歩できたのも練習があったからです。

今回は100kmウォーク初参加で完歩した私が実際に行った練習方法について解説します。

これから100kmウォークに挑戦しようとしている方には参考になると思いますの是非最後まで読んでみて下さいね!

それではいってみましょう!

目次

ペース

時速

100kmという距離を歩き切るためには一定のペースで歩き続けることが大切です。

ペースを無視してただ闇雲に歩き続けると「あと何時間歩けば次のチェックポイントに着くか」「このペースで歩いて本当に間に合うのか」などの精神的な不安が常に付きまとうことになり、無意識のうちに歩行速度が上がってしまいます。
歩行速度が早くなると、徐々に足への負担が大きくなり中盤から後半にかけて極端なペースダウンに繋がったり、最悪の場合、歩行困難になりリタイアせざるを得なくなる状態(私が参加した大会では、ゴール目前の99km地点でリタイアした方もいました)になることもあります。

精神的にも身体的にも、このペースを軸に歩くことが、無事にゴールするための唯一の方法と言えるかもしれません。

ペースの考え方

例えば100kmを26時間でゴールをしようとするなら、100÷26で時速3.8km程度で歩けばちょうど間に合う計算になりますが実際はそれほど単純ではなく、チェックポイントに立ち寄る時間、休憩時間の他にトイレや信号待ちなどの前進していない時間も考慮する必用があります。

特に盲点になりがちなのが信号待ちです。

参加する大会によって大きくタイムに差が出るのがこの信号待ちの時間で、都会の街中を歩くようなコースでは100mに一つのペースで信号に遭遇することもあるので、一度引っかかり始めるとかなりのタイムロスになります。

実際、私の父のタイムを見ると分かりやすいですが、関西エクストリームウォーク100では25時間半ほどかかったタイムが、翌年の琵琶湖一周ウルトラウォーク(100km)では20時間33分でゴールしていました。

もちろん信号だけの問題ではなく、休憩の時間を縮めたり、ペースを早めたりと複合的な要素によるものではありますが、信号だらけの市街地を歩くのと、めったに信号に出くわさない琵琶湖の湖周道路を歩くのとでは大きく違うと本人が言っていました。

また、信号だけではなく何があるかわからないので制限時間ギリギリで計画を立てるのではなく、制限時間(もしくは目標タイム)から1時間もしくはそれ以上差し引いた時間でペース配分をすることが理想的です。

この1時間を「貯金の1時間」として、何かあった時や極端にペースが落ちた時のためにストックしておきます。

100kmペース例

休憩するタイミングや分数、回数は事前に決めておくと歩行ペースの計算がしやすくなります。

例えば私が参加した関西エクストリームウォーク100の場合はこのように計画を立てました。

5か所のチェックポイント(CP)があるため、各CPごとに15分の休憩(15分×5回)、そしてCPとCPの間に5分(5分×5回)の小休憩を挟みます。

さらに、休憩以外の立ち止まる時間(信号待ち、トイレなど)を合計で1時間30分とすると以下ような結果になります。

休憩時間/回数合計時間
チェックポイント+休憩15分×5回1時間15分
小休憩 5分×5回25分
その他(信号待ち・トイレなど )トータル1時間30分
3時間10分

上記のスケジュールで進めると休憩やその他の前進していない時間の合計が3時間10分となりました。

制限時間(26時間) − 貯金(1時間)=25時間」から先ほどの3時間10分を差し引くと歩行時間は21時間50分となります。

その歩行時間をもとに、平均歩行速度を計算すると100kmを21時間50分で歩く計算になるため、平均時速は約4.6kmとなります。

+α

ただ、先ほどの計算で出た数字はあくまでも予定通り動けた場合のペースであり、実際そのように歩き続けられるかどうかは状況によって変化します。

15分の休憩が20分になってしまったり、トイレがすごく混んでいるなど予定との誤差が積み重なると意外に大きなタイムロスとなり、あっという間に貯金の1時間を消費してしまうことになります。
また、単独ではなく、ペアやグループで参加する場合、それぞれのトイレのタイミングやトラブルによって立ち止まる時間がさらに増えるため、もう少しペースを上げるか貯金の時間を増やす必要があります。

私の場合はペースを0.4kmアップして平均歩行速度を時速5kmにすることにしました。

リクガメの歩行速度は時速0.5km程度と言われていますので、たった時速0.4kmアップしただけでは大して変わらないような気がしますが、100kmを歩くのに時速4.6kmで21時間50分かかっていたものが時速5kmになっただけで20時間ちょうどになり、ゴール地点に1時間50分も早く着く計算になります。

つまり、貯金の1時間に加えて1時間50分が増え、合計2時間50分の余裕が生まれることになります。

歩行ペースまとめ

少しややこしくなったので一旦まとめると

  1. 制限時間(もしくは目標タイム)から1時間を引き、貯金の1時間としてストックしておく(※貯金の1時間は、できるだけ使わずにゴールできるのが理想。)
  2. 休憩するタイミングや時間、回数を事前に決めておく(前進していない時間①)
  3. トイレや信号待ちなど、立ち止まる時間も考慮しておく(前進していない時間②)
  4. 制限時間 ー (前進していない時間①②+貯金の1時間)=歩行時間
  5. 「100km ÷ 歩行時間=平均速度」を算出する
  6. 複数人で参加する場合は平均速度を上げるか、貯金の時間を増やして計算する
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この記事を書いた人

関西在住、一男一女の父
家具作りで生計を建てつつ全力でキャンプを楽しんでいます!
キャンプ、釣り、その他アウトドア情報や、たま〜に木工情報もゆるっと発信していきます!

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