こんにちはヤスダです
たかが靴下、されど靴下
今回は長距離のウォーキングやハイキング、または登山やランニングなどの長時間足を酷使する運動をする時ににおすすめの靴下を2種類ご紹介。
靴下なんて何でも同じちゃうん?
という方にこそ是非おすすめしたいのがこの靴下。
素材から製造までのこだわりがハンパないMade in Japanのこの靴下を履いてしまえば、申し訳ないですが他の靴下には戻れない可能性は大です。
特に足の蒸れが気になる方にとってはまさに神アイテム!
現在ウォーキングやハイキングをされている方で足にマメや水脹れが出来たことがある方、もしくはこれから初めようとしている方、今履いてる靴下に戻れなくなっても良い方は是非最後までよんでみて下さい!
それではいってみましょう!
1. Itoix(イトイエックス)
株式会社itoixは福岡県にあるスポーツ用品の製造、販売をしている会社です。
和紙布を25年に渡って研究してきた糸井徹氏によって生み出されてた素材Itoitex(イトイテックス)を使った靴下は一般的な靴下とは全く違った肌触りと機能を兼ね備えています。
今回はそんなitoixの靴下の中から足の指が自由に動かせて、指同士の干渉による皮膚トラブルを軽減してくれる5本指ソックスをチョイス。
長時間履き続けるにはこの5本指型が一番理にかなっていますが、その他にも二股の足袋型や普通の靴下の形のラウンド型の物までありますのでご自身のスタイルに合った物を選ぶといいでしょう。
ではそんなitoixの特徴を見ていきましょう。
おすすめポイント1 吸湿速乾性
足のトラブルの代名詞であるマメや水脹れは雨や蒸れによって濡れた足の皮がふやけて柔らかくなることでできやすくなります。
そのことから長時間のランニングやウォーキングでは如何に足をドライに保つかが必要になってくるわけです。
itoixの主素材であるマニラ麻は無数の穴(多孔質)が空いていることが特徴で、その性質により汗や水分を素早く吸水し、ランニングやウォーキング時に地面を踏み締めるタイミングで空気と一緒に排出される仕組みになっています。
これが本当に凄くて、理屈で理解するより履くことで「なるほど!」と理解してもらえる部分だと思います。
僕自身も結構足が蒸れるタイプですが、この靴下に変えてから蒸れが気になったことはありません。
おすすめポイント2 強度
吸湿速乾性の部分でもお話しした通り素材の特性により水分が外へ排出されるため、地肌と靴下の接触面に水分が溜まることがありません。
その為、摩擦の原因である水分の影響を受けにくく、加えて熱にも強い素材ですので使用に伴う劣化が他の素材と比べて圧倒的に遅い為長持ちするわけです。
実際に行われた実験の結果でも、商品化基準の約3倍の強度が実証されました。
おすすめポイント3 無地
意外とポイントが高いのがこの無地であること。
変なデザイン柄やメーカーロゴなどが一切入っていない正真正銘の無地です。
シンプルな単色の靴下はパッケージから一度出してしまえばもうどこのブランドの靴下であるかを確認することはできません。
この潔さに惹かれる方も多いはず。
良い物はわざわざ名乗らなくても広まっていくもんなんですね!
おすすめポイント4 一足販売と豊富なカラー
なかなか衝撃的だったのがこの左足単品、右足単品の一足販売。
歩き方や走り方にクセがあると左右どちらかだけに穴が空いてしまうことがありますが、そんな時にありがたいのがこの販売方法。
両方潰れてしまえばペア商品を購入すれば良いし、片側だけのトラブルなら一足だけ購入すればいいので非常に無駄がなく経済的です。
また公式サイトからの購入では全8色から選ぶことができるのも嬉しいですね。
履き心地
内側は見た目からも分かるぐらいにザラザラとした手触りで、初めは「ん?大丈夫か?」というのが正直な感想。
このザラザラで逆に靴擦れが起きないか心配でしたが履いてみると意外に気にならず、むしろこのザラザラ感が気持ちいいです。
このザラザラ感には理由があって、実は直接肌に触れる部分は全て100%和紙糸になるように作られているからなんです。
サイズが合えばピタッと張り付くようにフィットして、靴下というより一枚皮を張った感覚に近いかもしれません。
そして長時間履いてみた結果、特に蒸れは気にならず「とにかく足がドライに保てる」というのが一番の感想です。
ただ、あまり伸縮性のある生地ではないので足指を一本一本丁寧に入れていかないと上手く履くことが出来ず、慣れるまでは少し面倒だと感じるかもしれません。
2. INNER FACT(インナーファクト)
株式会社インナー・ファクトは広島県にあるエンデュランス系競技専門靴下メーカーです。
靴下専門メーカーと言うだけあって靴下へのこだわりが凄く、常にユーザーの声に耳を傾け製品に取り入れることで、「あ〜そうそう、それ!」と思わず言ってしまう程に細部まで意味のあるこだわりが詰め込まれています。
ここいではそんなインナー・ファクトの5本指ソックスについてご紹介します。
こだわり1 素材と作り
素材はナイロン、ポリウレタン、ポリエステルの他にラミーと呼ばれる麻の繊維を70%使用しています。
この靴下もitoixと同様に肌に触れる部分は100%ラミーになるように作られていますが、肌触りはitoixと違ってサラサラとしていてごく一般的な靴下のように違和感は全くありません。
そしてストレッチ性が良いので脱ぎ履きに手こずることがありません。
またこの靴下もitoixと同様にロゴや柄のない完全な無地がありがたい!
こだわり2 折り返し
足首の折り返しの部分が外側にくるように作れているので、肌に接する内面はフラットになります。
長時間の運動をすることで足は想像以上に浮腫み、一般的な靴下のように足首の部分が内側に折り返された場合、凹凸の食い込みがストレスや皮膚トラブルの原因になることがあります。
赤ちゃんや幼児の肌着の縫い目が外側にきているのは、まだ未発達で敏感な地肌を傷つけないための配慮ですが、長時間の運動によって足が浮腫み、皮膚がふやけた状態は正に赤ちゃんの敏感肌と同じく傷つきやす状態にあるので、このちょっとしたこだわりは非常にありがたいことです。
こだわり3 サイズ識別ステッチ
家族が同じ靴下をもっている場合、靴下自体の色が違えば見分けることができますが、色や形状が同じ場合に役立つのがこのサイズ識別ステッチ。
互いに靴下のサイズが違うことが前提にはなりますが、足首の内側にサイズごとに違う色のカラーステッチが入っていますので、そこで判断することができます。
サイズ | ステッチカラー |
---|---|
Sサイズ(22〜24cm) | 赤 |
Mサイズ(25〜27cm) | 黄 |
Lサイズ(28〜30cm) | 青 |
この細か過ぎるぐらいのこだわりが外からは見えない所がまた粋ですが、何だか人に言いたくなっちゃうの僕だけでしょうか?
こだわり4 パッケージ再利用
急な天候の変化が付き物のアウトドアアクティビティにおいて濡れてしまっては困る財布やカード、または行動食やエマージェンシーなどをジップロックに小分けにしてパッキングされている方も多いと思います。
この靴下のパッケージも開封部分はジップロック仕様になっています。
これは開封と同時にパッケージを捨ててしまうのではなく、小分けの袋として使えるようにすることでゴミの削減による自然環境の保全を願ったメーカーの希望から取り入れられたパッケージデザインです。
一般的に縦長の袋は上部から商品を取り出すようになっていることが多いですが、このパッケージはその後収納袋として使いやすいように横方向が開口になっています。
こだわり5 耐久性
耐久性の高いラミーという素材を使うことで一般的な化学繊維の靴下の約4.5倍、和紙ソックスの約2倍の強度があり、平均歩行距離1000キロオーバーの耐久性(ノーマルタイプの場合)があるのには驚きです。
また価格の相場が¥18,000前後とされるランニングシューズの平均寿命が500km〜800kmですので、コストパフォーマンスの観点から見てのもかなり良いと言えるでしょう。
こだわり6 速乾性
上記の表から速乾性においても他の素材のソックスと比べてかなり良いことが分かります。
僕は通勤時にこの靴下を履いて5km程のウォーキングをした後にサンダルに履き替えて仕事をしますが、他の化学繊維の靴下の時と比べて乾きが早いのは体感的にも感じられます。
サイズ
長時間快適に靴下の性能を発揮するにはサイズ選びが重要です。
足のサイズよりの大きすぎる場合、靴下の中で足が滑るように動くことによって摩擦が発生しマメや水脹れの原因になり、足のサイズよりも小さ過ぎる場合は締め付けによって血液循環が鈍くなりますので浮腫みの原因にもなります。
サイズ選びは今履いている靴のサイズをそのまま当てはめるのではなく、より正確に実測サイズで選ぶようにしましょう。
足の形
足の形は人それぞれで、親指が長いエジプト型やドイツ型、人差し指が親指よりも長いギリシャ型やケルト型、親指、人差し指、中指が一直線に並んだローマ型など頂点となる指が異なります。
足のサイズを測る際は一番飛び出ている指の先端からかかとまでの寸法=足長を測る必要がありますので、まずはご自身の足の特徴を理解しましょう。
足長の測り方
定規をあてがって丸みのある指先や踵の先端を正確に読み取ることは難しいです。
また、親指の先端から踵の先端を測ろうとすると対角状の直線になってしまいますので正確さが怪しくなります。
そこで自宅にある少し厚みのある本や牛乳パックなどで前後から足を挟むように当て、その間隔を測ることで正確な寸法を取ることができます。
足長を測る際は必ず左右両方の足を測るようにし、誤差がある場合は大きい方の寸法を基準にしましょう。
また、自宅にプリンターがある方はこちらのサイトから足長を測る為のテンプレートがダウンロードできますので利用するののも良いと思います。
まとめ
今回は長距離のウォーキング、ランニング、登山などのアウトドアアクティビティをされる方や、足の蒸れが気になる方におすすめの靴下を2種類紹介しました。
- 長時間履き続ける靴下は速乾性がある方が良い
- 足の皮膚トラブルの原因は雨や足の蒸れによりふやけによっておきる
- 靴下のサイズ選びは足長(実寸)を測って選ぶ
仕様/機能/価格 | itoix | INNER FACT |
---|---|---|
素材 | 和紙糸、ナイロン、ポリウレタン | ラミー、ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル |
速乾性(残留水分率) *他社製品61.5%未満に対して | 46.6%未満 | 31.8%未満 |
摩耗の強さ(回) *他社製品1285回に対して | 2978回 | 5728回 |
おすすめポイント | ・無地 ・片足販売 ・ザラザラが気持ちいい | ・無地 ・内側に凹凸がない ・サイズ識別ステッチ ・伸縮性があって履きやすい ・パッケージ再利用 |
価格 | ¥18,00(税込¥1980) 5本指ショート丈 | ¥1950(税込¥2145) 5本指ショート丈 |
2種を仕様で比較してしまえばINNER FACTに軍配が上がってしまいますが、itoixも良いソックスであることは間違いないです。
実際に両者を比較した上でitoixを履いておられる方もたくさんおられますし、僕も履き心地に関してはitoixのパリッとした方が好きだったりします。
機能面が重要であるのはもちろんですが靴下は直接肌に触れるものですので、まずは自分に合ったものを選と良いのではないでしょうか?
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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