[火おこし]子供でも安全に着火する方法を解説!

こんにちはヤスダです

ヤスダ
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キャンプで子供と一緒に着火体験をしよう!

僕も二児の父ですので「危ないから」とか「まだ早い」という理由で子供を火から遠ざけたくなる気持ちは分かります。
ただ、大人が扱うから安全という訳でもないのが火というものではないでしょうか?
それよりも子供の時から「どうすれば危ないのか」を知り、経験することが大事ではないかと考えています。
とはいえ、ライターで火をつけてしまったら大した経験にならないので今回はファイヤースターターを使って、火種に着火するところまでを解説したいと思います。
最後まで読んでいただけたら子供だけでも着火出来るようになりますので是非この機会に着火手順を覚えて実践してみて下さい。
子供には焚き火での着火という役割の一つを与え、「着火係さんお願いしま〜す!」なんて声をかけると凄く得意げになってやってくれますよ!

目次

ファイヤースターターとは


マグネシウムやフェロセリウムという金属の合金で出来た棒状のものをストライカーと呼ばれる金属の板をこすりつけて火花を発生させ、火種となる紙などの燃えやすい物に引火させる着火具で、世界のブッシュクラフターや冒険家達も携帯する程の信頼性の高い道具です。
ライターやマッチのようにそれ自体に火が付く訳ではないので火をつける為には下準備とコツが必要ですが一度覚えてしまえばそこまで難しものではありません。

ファイヤースターターの種類

マグネシウム

出典:Amazon


小学生の時に理科の実験で一度は使った事があるのではないでしょうか?
マグネシウムは発火温度が約473℃と高いため、発火させるのに少しコツが必要です。
ただフェロセリウムに比べて安価ですのでコストを重視するならマグネシウムがおすすめ。

フェロセリウム

出典:Amazon


ライターの着火時に発生する火花はこのフェロセリウムから出ているものです。
フェロセリウムは鉄とセリウムの合金で発火温度は150℃〜180℃と低いため、初心者でも簡単に火花を飛ばすことが出来ます
一般的に販売されているファイヤースターターはフェロセリウムのものがほとんどですので、まずはフェロセリウムから始めましょう。

特徴


ライターやマッチなどは一度濡れてしまうと火をつける事が非常に難しくなりますがファイヤースターターならどんだけ濡れても大丈夫。サッと拭き取ってしまえばすぐに使う事ができます。
使用頻度にもよりますが、一つ購入すれば恐らく生涯使い切ることは出来ないと思いますのでコスパはかなり良いです。

準備

ファイヤースターター


今回はフェロセリウムロッドを使用します。
一般的な物より大きめのサイズですが、その分長い距離をスライド出来るため非力な子供にも火花を出す事が出来ます

火種


ティッシュペーパーでも良いですが多少煙が出るので麻ひもがおすすめ。
麻ひもを10㎝程の長さに切り、ねじってある方向とは逆の方向にねじると簡単にほぐれますので中心辺りから割いていき、それを10本分ほど集めます。
このほぐす作業も子供がやると無言で黙々とやってくれるのでおもしろいです。

割り箸


火種を挟んで固定するためと着火した火種を焚き火台に移動するために使います。
ほぐした麻ひもはすぐに風で飛んで行きますのでこの方法は便利です。


配慮していれば火災になる確率は低いですが、子供に対して「火のを扱う際は水を用意する」ということを癖付ける意味でも用意します。

手袋


大人は無くても大丈夫ですが子供の場合、ファイヤースターターのストライカーで手を切ってしまう可能性があるのと、火の付いた火種を焚き火台に移す際に火傷をする恐れがあるので、子供用の軍手やアウトドア用の革手袋があると安心です。

焚き火台


最終的に焚き火をするなら必要ですのでお好みの物をご用意下さい。

使い方・練習

モデル:6歳女子


フェロセリウムロッドを地面などの引火物がない場所に押し付けて上から下に向かってストライカーのエッジで勢いよく擦ります
熟練者は効率的に着火をするために、逆にストライカーを固定してフェロセリウムロッドを引き上げる方法をとりますが今回は子供が主役ですのではじめに紹介した方法で行います。火花が出れば一先ず成功ですが、より沢山の火花が出るように何度か練習しておきましょう。

着火前に火についてもう少し知りたい方はこちらもどうぞ
[意外と知らない?]火がつく仕組み

着火手順

さて、いよいよ着火です。

まずは先ほどほぐした麻ひもの半分を割り箸(割っていない物)に挟みます。
残りの半分は焚き火台に置き、その上に枯葉→小枝の順に重ねておきます
フェロセリウムロッドをほぐした麻ひもに押し付け練習通りにストライカーで擦ります。
一回でつかなくても大丈夫ですので、つくまで何度も擦りましょう。
火がついたらすかさず割り箸の火種から一番遠い所を持って焚き火台にセットしてあった麻ひもの残りに火を移します。麻ひもが燃えるとその上の枯葉→小枝の順に燃えていくので少しずつ枝を太くしていき、最終的に薪をくべれば焚き火の始まりです。

まとめ

一度やってみるとなかなか上手くいかないことに気づくと思いますがそれで良いのです。
ただ火を付けるだけならライターの方が圧倒的に簡単ですが火がついた時の感動は得られません
一方ファイヤースターターではなかなかうまくいきませんが、火がついた瞬間の感動は最高に良い体験になります
ファイヤースターターで太い薪に向かって何度擦っても火をつけることは出来ません。
小さい火種から徐々に太い物に火を移していくことで火は大きくなるということを知ります。
それは同時に小さい火種が大きな火災に繋がるということを実体験で学びます。
実際に経験することで知識の濃さが変わりますのでキャンプで焚き火をする際は是非体験させてあげて下さい。

ヤスダ
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この記事を書いた人

関西在住、一男一女の父
家具作りで生計を建てつつ全力でキャンプを楽しんでいます!
キャンプ、釣り、その他アウトドア情報や、たま〜に木工情報もゆるっと発信していきます!

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