こんにちはヤスダです!
超簡単!
今回はフードドライヤーを使ってアルファ米を作る方法について!
熱湯を注いで待つだけで炊きたてのような美味しいご飯になるあのアルファ米、実は自分で作れるって知ってましたか?
最近ではアウトドアショップやホームセンター、大型のスーパーなんかでも手軽のに購入することが出来るアルファ米ですが、いざ購入すると意外に高いんですよね。
そこで自分で作って節約しましょう!というのが今回の内容です。
家の余ったご飯をフードドライヤーに投入してスイッチオン!後はほっとくだけでであのアルファ米が出来てしまいます。
今回は市販のアルファ米と自作のアルファ米の食べ比べもしてみましたので気になる方は是非最後まで読んでみて下さいね!
それではいってみましょう!
アルファ米とは
アルファ米とは「アルファ化状態のお米」のことを指しますが、そもそもアルファ化とは何なんでしょうか?
一般的に皆さんがお米として購入できる状態の物(生米)はお米に含まれるデンプンがベータ化といわれる状態で、私たち人間にはなかなか消化できない状態にあります。
そのベータ化米を炊飯することでデンプンがベータ化からアルファ化という消化されやす状態、すなわち普段私たちが食べている白ごはんに変わります。
しかし、そのアルファ化したご飯はそのまま放置することで元の状態であるベーター化へと戻ろうとします。
アルファ化米とはアルファ化の状態のお米がベータ化する前に急速に水分を抜いて、アルファ化のまま乾燥させたお米のことです。
フードドライヤー
アルファ化米を作る際に重宝するのがフードドライヤーです。
食品乾燥機とも呼ばれますが、食品に熱風を当てることで食品が含んでいる水分を飛ばしてくれる機械で、乾燥させる食品によって温度、時間を変えることができます。
私が使っている物は少し古い物で現行品はありませんが、基本的にはどれも機能は一緒ですので気に入った物を購入すれば良いと思います。
準備と手順
クッキングシートをトレーンに合わせてカットします。
私が使っているフードドライヤーは真ん中から熱風が出るタイプですので吹き出し口にも穴を空けます。
手順1
余ったご飯を用意します。
炊いたご飯を乾燥させるとだいたい1/3程の重さになりますので市販のアルファ米1袋/100gと同じ量を目指して今回は300g用意しました。
ご飯は流水でヌメりを落とす程度に軽く洗い水気を切ります。
そこまで丁寧に洗う必要はありません。
手順2
洗ったご飯をフードドライヤーにまんべんなく広げます。
写真では300gを一つのトレーで広げていますが、二段に分けるとより早く乾燥させることができます。
可能な限り高温で乾燥させたいので温度設定は最高温度の70度、時間はとりあえず12時間でスタートします。
時間を12時間にしたのは300gを一つのトレーに敷き詰めると、ご飯どうしが重なる部分が多くなるので長めに熱風を当ててしっかりと乾燥させる必要があるためです。
二段に分けるとより早く乾燥することができますので電気代を節約したい方にはおすすめですが、ズボラな私はいつも一段でやっています。
ちなみに私が作る場合は、晩ごはんを食べた後に余ったご飯で手順2までをして12時間でスイッチON、朝になったら出来上がりのパターンです。
手順3
12時間後。
しっかりとアルファ化状態で水分が抜けていますね。
もしこの段階で乾いていない部分があった場合はカビの原因になりますので更に乾燥させるようにしましょう。
このまま保存したい所ですがこのままでは写真のようにダマになっているのである程度ほぐす必要があります。
完全に一粒一粒になるまでほぐす必要はありませが、ほぐした方が食感的にも普段のご飯に近い物になりますので少しだけほぐす作業をします。
ボウルなどにアルファ米を入れて、それごと入るサイズのビニール袋で包みます。
中が見える程度にビニール袋の口をあけ、麺棒の先などで軽く押し潰すようにほぐしていきます。
飛びちび散り防止のためにビニールで包んでいますが、頻繁に飛び散るようであればそれは少し力が強過ぎるかもしれません。
完成
300gのご飯を乾燥させると114gの重さになりました。
炊飯したご飯が含んでいる水分量によっても出来上がりの重さは前後しますのであくまでも目安程度として考えるべきですが大体1/3程度になると覚えておきましょう。
市販のアルファ米との比較
今回は比較するためにアルファ米の定番中の定番、尾西の白飯を用意しました。
アウトドアショップで購入しましたが、二袋で¥648(税込み)。
やはりそこそこ良いお値段がします。
比較方法
同じ条件で比較したかったので、一袋の中身を全て出して自作のアルファ米と入れ替えました。
量は同量の100gでどちらがどちらか分からなくならないように自作の方は「ヤスダの白飯」とさせて頂きました。
見た目の違い(お湯で戻す前)
お湯を注ぐ前にまずは見た目から比較してみます。
尾西(左)と比べると若干黄色っぽいように見えます。
更に一粒で単位で比較すると尾西(左)と比べて少し小さいように見えますが、これは乾燥の仕方なのか、それともお米の品種違いによるものなのかは分かりません。
味の違い
両方に同じ量の熱湯を注ぎ、商品記載の出来上がり目安、15分を基準に比較します。
15分後。
一旦スプーン一杯分を取り出して見た目と味や食感を確認してみます。
普段はこの時点でガツガツと食べてしまうのでそこまで味や見た目を気にしたことはありません。
何か某有名なお正月番組のようで楽しみです(目隠しまではしませんがw)
尾西の白飯
白く艶もあって良いですが、よく見ると米粒どうしがまとまっている感じがしますね。
味に関しては安定の美味しさですので特に気になることはありませんが、強いて言うなら炊きたてのご飯と比べるとほんの少し粉っぽさを感じることがあります。
ヤスダの白飯
お湯を注ぐ前の黄色さは無くなり、こちらも白く艶もあって一粒一粒がはっきりとしているのが分かりますね。
味と食感に関しても尾西の白飯と変わらず美味しいです。
強いて言うなら若干硬いような気がしますがそこまで気になるレベルではないです。
もし改善するとすればお湯の量を少し増やすか、もう少し待てば解決できそうな気がします。
ちなみにうちの奥さんにも前情報なしで食べ比べてもらいましたが、感想は即答で
うん、一緒!
だそうです!
値段の違い
さて気になる値段の話。
当然ですがどうせ自分で作るなら市販のものよりも安い方がありがたいですね。
そこで今回114gのアルファ米を作る為にいったいどれぐらいのお金が掛かったのかを計算してみました。
あくまでも計算上の話になりますの多少の誤差があるかもしれませんがその点はご了承ください。
また、自分にかかった人件費は計算に反映しておりません。
お米の値段
お米は炊飯器で炊飯すると2倍〜2.5倍の重さになるので、最初に用意したご飯300gは120g〜150gのお米に相当します。
スーパーで購入するお米が5kgで¥2,300だとすると、今回使用したお米135g(120g〜150gの平均)は約¥62となります。
クッキングシートの値段
細かく言えばクッキングシートも材料費に含まれますので一応計算します。
使った物は3mで¥110(税込)のクッキングシートで使用した約40cmで計算すると、約¥15となります。
電気代
続いて電気代を計算しますが、計算にはこちらのサイトを利用させていただきました。
私が使っているフードドライヤーは消費電力が250wで、それを今回稼働した12時間で計算すると約¥77.13となりました。
比較まとめ
では先ほど計算したお米の値段¥62、クッキングシート代¥15、電気代¥77を合わせると¥154となりました。
今回比較させて頂いた尾西の白飯が一食あたり¥324でしたので半額以下で作れた計算になりますね。
また、クッキングシートは何度か再利用できますし、トレーを数段重ねてたくさん作ってしまえば更に費用を抑えることができますので、この値段は一番費用がかかった場合の金額だと思って良いでしょう。
保存方法
アルファ米は直射日光、高温多湿を避けて常温保存すれば5年以上も保存できる優れた保存食でもあります。
ご飯が中途半端に余った時などに作り溜めしておけは非常時にも役立ますのでナルゲンボトルなどの丈夫な容器に入れておくのも良いかもしれません。
また、長期保存する場合は食品乾燥剤を一緒に入れておきましょう。
まとめ
今回はアルファ米を自分で作って節約する方法についてご紹介しました。
手順は簡単の3ステップ。
- 炊いたご飯を水で軽く洗う
- フードドライヤーにまんべんなく広げて70度で12時間
- 乾燥したアルファ化米の固まった部分を麺棒などでほぐす
出来上がったアルファ米は調理時間、味共に市販のアルファ米と変わらず、値段は半額以下で作ることができます。
他にもアルファ化米を作る方法はありますが、ボタンを押して放っておくだけで出来てしまうこの方法は私のようなズボラな方には最適な方法です。
フードドライヤーを買う必要はありますが、アルファ化米の他にもドライフルーツ、ドライベジタブル、ビーフジャーキー、魚の干物など料理の幅がかなり広がりますので持っておいて全く損をする物ではないのでおすすめですよ!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
不定期ですが出来るだけお役に立てる情報を発信していきますのでブックマークよろしくお願いいたします!
また、Instagramもやってますのでフォローよろしくお願いします!