こんにちはヤスダです!
驚くほど綺麗になったよ!
今回はダウンジャケットの襟にできた皮脂汚れを落とす方法を解説します!
知らず知らずのうちに首周りに皮脂汚れができていた経験はないでしょうか?
特に男性にありがちな汚れだと思いますし、いざ出来てしまうとこれが洗剤では中々落ちず、またダウン製品ともなると手軽に洗濯できません。
そこで今回は油汚れ専用の商品を使って実験してみましたが、これが驚きの結果になりました!
ちなみに今回汚れ落としに使ったダウンジャケットは私が主に仕事着として冬場に毎日着ているもので、3年間着続けた上に正直一度も洗濯したことがありませんので首周りの皮脂汚れは相当なものです。
この後写真で説明していきますが観覧注意レベルの汚れですので苦手な方はここで離脱されることをおすすめします。
ただ、そんな強烈な汚れも見事に落ちましたので気になる方は読み進めて下さいね!
それではいってみましょう!
使用するダウンと汚れの状態
使用するダウンジャケット
今回使用するダウンジャケットは皆さんお馴染みユニクロのウルトラライトダウンです。
ユニクロのダウンウエアはさまざまなタイプがありますが、一家庭に一着はあるのでは?と思うぐらいのヒット商品ですので良い実験材料だと思います。
汚れの状態
どうでしょう?首周りはしっとりとオッサンの油が染み、折り返して背中面と重ねると油を吸って元の色よりかなり濃くなっているのが分かります。
え?これ落ちる?ってぐらいの状態ですよね、、、、。
以前に帽子の汗染みを落とす方法をご紹介しましたが、恐らくその方法でも落とすことはできると思いますが、今回はダウン素材ということもあってあまり長時間水に浸け置きしておきたくありません。
そこで今回導入した秘密兵器を信じて作業に移りたいとい思います。
準備するもの
サンドライISO
これが今回の秘密兵器、サンドライISO。
工業用ミシンを扱う縫製工場などでも製品についたミシン油を除去するために使われていたりするほどの信頼できる商品です。
パウダー吸着型の染み抜きスプレーで、吹きつけると溶解剤が油分を浮かせ、乾燥すると粉状になる主剤が油を吸着する仕組みです。
タオル
タオルはサンドライISOを吹き付ける際と、粉状になった本品で周りを汚さない為に使います。
ただ、今回初めて使用してみて思いましたが新聞紙などのそのまま廃棄できる物の方が楽でいいかもしれません。
※後に別の作業でもタオルを使うのでもう一枚用意して下さい
ブラシ
乾燥して粉状になったサンドライISOを擦り落とすために使います。
このような大げさなブラシでなくても、古い歯ブラシなどで十分です。
使用前の注意点
作業前のいくつか注意点について。
製品についての注意点で製品裏のラベルにも記載がありますが、軽くまとめると以下の通り。
- 樹脂加工してある生地への使用は避ける
- 金、銀糸、箔製品への使用は避ける
- 色落ちしやすい物へ使用する場合は目立たない部分でテストする
続いて使用環境について。
- 勢い良く噴射されますので換気ができる場所、もしくは外での使用をおすすめします
- 吸い込むと体に害がありますのでマスクを着用しましょう
- 皮膚の弱い方は手荒れする可能性がありますので、ゴム手袋等で対策をしてください
手順
手順1
作業する場所を汚さないためにタオル(もしくは新聞紙など)を敷いてから、その上に汚れた部分を乗せます。
手順2
サンドライISOをよく振ってから吹きつけていきます。
メーカーの公式な噴射方法は汚れから20cm以上離して吹き付けるようになっていますが、そこまで離すと広範囲に広がり過ぎて他の部分まで粉だらけになってしまうので、私の場合は10cm程で吹きつけました。
新聞紙などで汚れ以外の部分を養生すると他の部分を汚さずに作業ができると思いますので次回はそうしたいと思います。
いずれにしても今回は初めてということもあって吹きつけ量が分かりませんでしたが写真の状態では吹きつけ過ぎだと思いますので皆さんはもう少し加減しましょう。
手順3
吹きつけて数十秒もすると吹きつけた部分がどんどん白くなっていきます。
この白い粉状の物が浮いた皮脂汚れを吸い上げてくれてますので、完全に乾くまで(5分程度)しばらく待ちます。
手順4
完全に乾燥したことを確認したらブラシを使って汚れを吸着した粉を落としていきます。
この時に結構粉が中を舞いますのでマスクの着用、そして外での作業をおすすめします。
途中経過
製品としては粉を落とすところが最終作業になっていますが、写真のように細かい粉まではブラシで落としきれず白ボケた感じになってしました。
そこで残った粉をぬるま湯で流してみることにしました。
手順5
出来るだけ他にの部分は濡らさないように粉が付いている部分にシャワーでぬるま湯を当て、お湯を吸わせて絞る作業を数回くりかえします。
しぼった時に白っぽい水が出なくなったらOKです。
手順6
乾いたタオルで水気を吸わせつつ、ダウンを指でつまみながら解していきます。
この解す作業を怠るとダウン同士がくっついた状態で乾いてしまい、せっかくのふかふか感が失われてしまいますので忘れないようにしましょう。
しっかりと水気が取れたらハンガーで吊るして完全に乾くまで干して下さい。
結果
どうでしょう?ばっちり綺麗に落ちましたね!
実験前と同様に背中面と合わせても違いがなく、むしろ背中面黒ずみが際立ってしまった感じになりました。
実験前の画像と比べると一目瞭然すね!
これはなかなか衝撃的な結果でした。
粉を落としただけでは白ボケてイマイチよく分かりませんでしたが、洗い流すことで結果が明確になりました。
まとめ
今回はダウンジャケットの襟にできた皮脂汚れをサンドライISOを使って落とす方法を解説しました。
準備するもの
- サンドライISO
- タオル2枚(下敷き用、拭き取り用) ※一枚は新聞紙等で代用可能
- ブラシ
手順
- 汚れに吹きつけて乾燥するまで待つ
- 乾燥したら粉をブラシで擦り落とす
- 落ち切らなかった粉をお湯で洗う
- ダウンをほぐしながらジャケットを乾燥させる
実験前は正直半信半疑でしたがここまでの結果が出たので自信をもって皆さんにお勧めしたいです。
もし同じ汚れで悩んでおらる方がおられましたら是非試してみて下さいね!