人生で一番大切なことは、思い出をつくることだ!
今回はアウトドアを楽しむ方に是非読んで欲しい本のご紹介!
ビル・パーキンス著
「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」
本書はこんなまえがきから始まります
まずは、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話から始めよう。
夏のあいだ、勤勉なアリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働いた。
一方の気楽なキリギリスは自由に遊んで過ごした。
やがて冬が到来した。
アリは生き残り、キリギリスには悲惨な現実が待っていた─。
この寓話の教訓は、人生には、働くべきときと遊ぶべきときがある、というものだ。
だが、疑問は生じないだろか?
アリはいつ遊ぶことができるのだろうか?
「DIE WITH ZERO」直訳すると ゼロで死ね となりますが、このゼロとは人生最後の時に預金がゼロ、やり残した事がゼロであることを意味します。
持っているお金を全て使い切り、やりたいことを全てやった状態で人生最後の日を迎える。
それを漠然とではなく、計画的に行う事が出来たら人生が充実すると思いませんか?
本書では人生をより良くするための9つのルールが書かれていますが、今回はその中の4つを軽くご紹介したいと思います。
日々の生活が充実していない方や、やりたい事があるのに先延ばしにしている方に是非読んで頂きたい本ですので気になる方はまずこのブログで軽く内容に触れて頂けてたら幸いです。
それでは行ってみましょう!
今しかできないことに惜しみなく金を使え
90歳で水上スキーを始めるのは難しい。
今それを我慢すれば、その分のお金は節約できます。
しかし、お金に余裕ができていざもう一度やりたいと思った時には既に出来なくなっているかもしれません。
「あの時あれをやっとけばよかったなぁ」という経験は誰もがあると思います。
もし、過去の自分に一言声を掛けられるのであれば
「そんなはした金を節約せずにもっと沢山の経験をしてくれよ!」
と言いたくなりませんか?
もしその経験をした自分と、していない自分とでは今が大きく変わっているからです。
後々お金は稼ぐことは出来ても時間は巻き戻してその経験をすることはできません。
もちろん、何か目的があってその為に節約してお金を貯めているのであればそれは素晴らしいことです。
ただ、「やってみたいと思った時」=「やれる時」というのは年齢や取り巻く環境でイコールではなくなるということは常々意識する必要があります。
やりたいと思ったことが今しか出来ないことなのか、5年後、10年後でも出来ることなのかを見極め、その中で今しか出来ないことに惜しみなくお金を使うべきなんです。
あなたが今やりたい事はなんですか?
人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」
人生は経験の合計点
あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには人生に一度の経験の合計によって決まると本書では書かれています。
人生最後の日に自分の価値を測る物差しは残されたお金ではなく、経験や体験による思い出です。
お金という名の安心を得る為にやりたいことや自由な時間を犠牲にして一生懸命働く事が当たり前になっていませんか?
そもそもそんな疑問すら思い浮かばずにそれが当たり前になっている人の方がほとんどかもしれません。
分かります、子供の進学、住宅ローン、その他生活を取り巻く様々な環境によってお金は必要です。
でも大事なことは、必要な量と必要以上の量を見極めることであり、多くの人はその必要以上の部分を得る為に多くの時間を犠牲にしています。
その無駄な1時間の残業、しなくても大して変わらない休日出勤、、、。
その時間を少し自分の経験に使ってみませんか?
やりたいことの「賞味期限」を意識する
南極でオーロラを見てみたい、子供と一緒にスキューバダイビングをしてみたい、SNSでたまたま見かけた美味しそうなお店に行ってみたいなど、大小関わらず誰もがやってみたいと思うことはいくつかあると思います。
本書の中で「いつまでも子ども用プールで遊べると思うな」というタイトルの中にどんな経験でも、いつか自分にとって人生最後のタイミングがやってくると書かれています。
子供と一緒に体験したかったスキューバダイビングも子供が嫌がる年齢になってしまえばできなくなり、行ってみたかったお店も諸事情で閉店になってしまうことだってあります。
ただ漠然と「いつかやってみたい」と思いながら日々が過ぎていき、気づいた時には期限切れになり「あぁ、あの時やっておけばよかった」と後悔することになるのです。
そうならない為にやりたいことをより実行しやすくする為のツールを次に紹介したいと思います。
タイムバケット
タイムバケットという物を聞いたことがあるでしょうか?
直訳すると時間のバケツになりますが、要は「死ぬまでにやりたいことリスト」をより具体的にしたものです。
タイムバケットの作り方はシンプルで、まず死ぬまでに実現させたいと思っていることをとにかく何でも良いので書き出していきます。
実現が難しそうなことや、お金のことは一切考えずにとにかく頭に思い浮かんだものは全て書き出していきます。
次にスタート地点を今、人生最後の日をゴール地点にして、その期間を5年もしくは10年で区切ります。
この区切りが各期間のバケットになります。
最後に初めに書き出した実現したいことを実現したい時期のバケットに入れていきます。
子供の成長は早いので、子供との経験は初めのバケットに入れることになるでしょうし、クルーズ船での世界旅行は年をとってからでも出来るので後半のバケットに入れても大丈夫です。
こうすることで、30代、40代、50代、、、と年齢によってできる事が明確になりますし、より具体的に動く事ができます。
本書ではお金の問題などタイムバケットについてより詳しく書かれていますので興味のある方は本書で確認してみて下さい。
まとめ
後先考えずにただ浪費することが良いと言っているわけではなく、キリギリスはもう少し節約し計画的に行動すべきだし、アリは生きる事にもう少し楽しみを見つけるべきだということです。
家庭のある男性は特に仕事中心でアリ型になりがちですが皆さんはいかかがですか?
もし現状の生活に疲れていたり、やりたい事があるのに後回しにしている方は是非本書を手に取って豊かな人生を送る企画を立ててみて下さい!
人生は楽い方が良い!
電子書籍でも読む事ができますので空き時間に読みたい方はこちらがおすすめ!