こんにちはヤスダです
前回スノーピークのパーソナルクッカーで焙煎体験して以来、コーヒーの焙煎にハマってしいまい、より色の変化や音、香りを楽しみたいので焙煎用の手網を購入しましたのでご紹介します!
手網焙煎が本当に楽しくて、気付けば自分で飲む用とお友達や両親に送った分を合わせて1ヶ月で2.5kgも焙煎していました!
こんなに手軽なのに美味しいコーヒーが飲めるんだから今まで何で挑戦しなかったんだろう?と疑問に思えてきます。
そこで!
「コーヒーは好きだけど焙煎はめんどくさそう」
「いやいや、市販の焙煎豆を変えばいいやん!」
とお考えの方に焙煎の手軽さをお伝え出来ればと思い前回に続き記事を書いてみました。
是非最後まで読んで頂けるとありがたいですが、最後まで読むのはめんどくさいという方もおられると思いますので、先にここで結論を言っておきます。
手網があれば7分で自分好みの最高に美味しいコーヒーを焙煎することが出来ます!
気になる方は読み進めて下さいね!
また、前回のクッカー焙煎の記事を読んで頂いたことを前提に書いていますので、もし読んで頂けていないのであれば、先ずはそちらを先に読んで頂けるとより理解しやすいかと思います。
ユニフレーム(UNIFLAME) 焚き火ロースター
手網焙煎用の網は沢山種類がありますし、銀杏を炒るための網で代用されている方もおられますが、今回はアウトドアに特化した網をご紹介。
それがユニフレームから発売されている焚き火ロースターです。
焙煎網の中でもアウトドアで使うことを想定して様々な工夫がされていますので一つずつ解説します。
柄が伸びる
ユニフレームの焚き火ロースターは名前のとおり焚き火でも焙煎ができるように柄が伸びる仕様になっています。バーナーと違って焚き火は広範囲が熱くなるので柄が長くないと、熱くて持っていられなくなるので有難い機構ですね!
コンパクトになる
アウトドアに持ち出すのであればコンパクトになることは必須条件です。
焚き火ロースターは柄をたたむことで直径16cmまで小さくなるので気軽に持っていけるサイズになるのは嬉しいですね!
網目の荒さが上下で違う
重ね合わさると上下のメッシュは荒さが違います。
基本は目の細かい方に豆が乗った状態で焙煎しますが、時折ひっくり返すことでチャフを目の荒い所からふるい落とすことができます。
チャフを気にせず焙煎できるアウトドアならではの機能です!
仕様
サイズ | 使用時:約φ160×320mm/収納時:約φ160×65mm |
材質 | 本体:ステンレス鋼/バーナー部(底):特殊耐熱鋼 |
重量 | 約200g |
適正容量 | コーヒー生豆は約50gまで |
付属品 | 付属品 |
用意した物
豆
今回焙煎するお豆さんはブラジル サントスNo.2 です。
まだまだ豆の種類による味の違いはよく分かっていませんが比較的焙煎しやすいイメージです。
ちなみに豆は100均のボトルに入れ替えて、蓋のところにシールを移植してます!
バーナー
焚き火で焙煎をしたいのですが、なかなかキャンプに行けないので今回も大好きなMSRのドラゴンフライを使います。前回のクッカー焙煎の時にドラゴンフライの爆音で焙煎の進み具合を判断するための「ハゼ」の音が聞きづらかったことから、今回はサイレントキャップを使います。
水洗い
先程の網目の所でも解説しましたが、網目から想像以上にフャフが飛びます。
外で焙煎する分には気になりませんが、家でする場合は後の掃除が結構大変です。
そこで焙煎前に豆を一旦水洗いをして、ある程度チャフを落としてやります。
米研ぎの要領で豆を水洗いをするとチャフがふやけてはがれてきますので何度か水を変えながら剥がれたチャフを流しましょう。
水洗いにはチャフや汚れを落とす意味合いの他にもピッキングで取り除ききれなかった欠点豆を発見できるというメリットもあります。
写真に写っている浮いている豆は死豆ですので取り除きましょう!
あまり長い時間豆を水に浸しておくと豆が水を吸ってしまうので手早く洗って水を切り、タオルやキッチンペーパーで余分な水気をしっかりと吸い取りましょう!
焙煎
商品の説明書には「50gまで焙煎できます」と書いてありますが、今回は実験的に3倍の150gを焙煎してみようと思います!
火力
火力は初めから終わりまで中火より少し強めで固定。
理由は火力で微調整するよりも火からの距離で調整したほうが簡単で効率的だからです。
特に2ハゼ以降は焙煎度合いが秒単位で進むのでいちいち火力調整のツマミに意識が持っていかれるのは良く無いですからね!
火との距離
いきなり豆を火に近づけてガンガン炙ると豆の表面を焦しているだけで中身が全然焙煎されていな状態になります。
イメージで言うとカチコチに凍ったお肉の塊を熱々のフライパンで一気に焼き上げるようなもので、表面に美味しそうな焼き目が付いるだけで芯は凍ったままですよね?
それと同じで、豆の芯まで火を通すことが大事ですので、はじめは火から30cmほど離したところで網を左右振りながらじっくりと豆を温め、徐々に近づけて行くようにしましょう。
目安としては30cm離して3分ほど豆をじっくり温めてから25cm、20cmと近づけていくイメージです。
焙煎時間
焙煎時間に関しては許容外の150gを焙煎したのであまり参考になりません。
そこで引き続き説明書通り50gの焙煎を2回してみて平均時間を出してみましたので参考までに!
0〜3分 | 火から30cm離して焙煎 |
3分〜 | 25cmまで近づけて焙煎継続 |
4分〜4分半 | 20cmまで近づけて4分半〜1ハゼ開始 |
6分半 | 2ハゼ開始で25cmまで上げる |
6分半〜7分 | 2ハゼの音を30秒聴いて焙煎終了 |
ただ、火力や火との距離によってかなり誤差でが出ますので自分なりの基準を決めると安定した焙煎が出来ると思います。
深煎り
150gを焙煎してみましたが、やはり少し焙煎度合いにバラつきがあるように思いますので慣れるまではメーカー推奨の50g以内で焙煎することをお勧めします!今回はまだまだアイスコーヒーが飲みたいので酸味を飛ばしした深煎りにしてみました!
自家焙煎は自分の好みに合わせて焙煎度合いを決めれるので、他の人の味覚を気にせず、とにかく自分が美味しいと思える焙煎度合いの豆を飲みたい分だけ作ることができます。市販ではなかなか少量ずつ焙煎度合いを変えて購入することは難しいので自家焙煎の最大のメリットはそこにあるのではないでしょうか?
チャフ
水洗いで取り除ききれなかったチャフが多少落ちますがこの程度なら許容ではないかと思いますがどうでしょう?
まとめ
今回はユニフレームの焚き火ロースターを使って焙煎をしました。
- 生豆は焙煎前に水洗いするとチャフが落ちて後の掃除が楽になります。
- 火力は中火より少し強めで初めは火から30cm離して3分焙煎
- 3分以降は火から25cmをキープして焙煎続行
- 4分〜20cmまで近づけて4分半で1ハゼ開始、6分半で2ハゼが開始
手網焙煎は手軽に初められて、外でも家でも場所にあまり制限がなくコーヒーを焙煎できるのでキャンプとの相性はピッタリです。
クッカーを使った焙煎もおすすめですが、焙煎度合いが目視で見えるのは手網ならではだと思います!
たった7分で深煎りのコーヒーを焙煎することができますので皆さんもこの機会に自家焙煎をはじめて、自分だけのオリジナル焙煎コーヒーを楽しみましょう!
コメント