こんにちはヤスダです
今回は釣り初心者のための太刀魚釣りついて
太刀魚釣りは8月〜10月に最盛期を迎え年内いっぱいぐらいまでが漁港や波止場、水深のある砂浜から釣る事ができます。
難しいんじゃないの?と思われるかもしれませんが全くそんなことはありません。
理由は後ほど解説しますが、難易度はかなり低い魚種ですのでビギナーや子供でも楽しめます。
僕自身も釣りをしていると、友人や家族から「一度大きい魚を釣ってみたい」と声が掛かりますが、そんな時には毎回太刀魚釣りに連れていきます。
ビギナーでもタイミングが合えば一人20匹は釣れるキャッチ率の高さと、中々良い引きをするので釣り心地も良く、そして美味しいという三拍子揃った魚はなかなかありません。
そんな太刀魚の釣り方を順を追って解説しますので最後まで読んでいただけたら太刀魚が釣れるようになりますのでご安心ください!
それではいっみましょう!
太刀魚
読んで字のごとく刀のように長く銀色に輝く見た目から太刀魚と名付けられましたが、もう一つ違う漢字で書かれることがあります。
それが「立魚」です。水中で立って泳ぐことから、そう書かれることもあります。
よく釣れる状態だと太刀魚は水面直下まで浮いているので、立って泳いでいる姿を見ることも出来ます。
意識すべき点は立って泳いでいるので、太刀魚は自分よりも上を通過する小魚目掛けて下から食い上がるということです。後の解説に生きてきますので覚えておいて下さいね。
タックルと仕掛け
タックル(釣るための道具一式)を絵で解説すると図のようになりますが、ビギナーの方からすればちんぷんかんぷんですよね?
すごく良く分かります!僕も釣りを始めたての頃はこんな絵を見ても全く分かりませんでしたし、単純に「何かめんどくさそー」と思ってました。
もちろん理解できるに越したことはないですが、そんなことは釣りが楽しいと思えたら自然に知識として入ってきますので、まずは一匹釣ることを最優先しましょう。
そこで、分からなことは分かる人に聞いちゃえ!ってことで釣具屋さんに行って、「ルアーで太刀魚釣りがしたいので一式揃えて下さい」と言えば全てを揃えてくれます。初めは一番リーズナブルな道具から揃えて、「面白い!」と思ったら本格的に揃えれば良いと思いますよ!
餌釣りの方法もありますが、太刀魚の関してはルアーの方が圧倒的にビギナーに分かりやすく釣りやすいのでおすすめです。
その他準備物
魚掴み
太刀魚は非常に歯が鋭い魚ですので生きた状態を素手で触るのは危険です。
そこで魚専用のトイングのような物を使って挟めば安全に魚を処理することができます。
キッチンばさみ
魚を締める時に使います。
釣り上げると魚は暴れますので命に感謝して早く楽にしてあげる必要があります。
また、美味しく頂くために血抜きもしたいのでそれを同時かつ簡単に行えるのがキッチンばさみです。
魚の目の上あたりから背骨までを断ち切ります。こうすることで脊髄と動脈を同時に切断できますので、魚は即死状態になり血抜きも行えます。
ペンチ
魚に掛かっているルアーの針を外す時に使います。
釣り上げてすぐに針を外そうとすると魚が暴れた時に針が自分に刺さる可能性があるので、まずはルアーが付いたままの状態で先程紹介したように魚を締めてから落ち着いて外すようにしましょう。釣り専用のステンレス製の物がいいですが、とりあえず100均物で代用するのもアリです。ラジオペンチなどの挟む部分が長い物が安全で使いやすいですよ。
釣り用バケツ
魚を締めて、ルアーを外したら血抜きをしていきます。
せっかくハサミで動脈を切っても空気に触れてしまえば血が固まって止血してしまいますので、バケツに海水を汲んでそこに頭を突っ込んで10分ほど放置しておきます。
魚の脊髄を切っても自立神経系の心臓はしばらく動いていますのでその力を利用して血を抜いていきます。
少しめんどうですが食べた時の生臭さに影響しますので、必ずやっておきましょう。
タオル
一連の作業で何かと手が海水や魚の血などで汚れますので、気を使わない程度のタオルを持っておきましょう。
ウエットティッシュやキッチンペーパーもいいですが、風に飛ばされる心配もありますのでしっかりゴミの管理をする自信のない方は無難にタオルにしておきましょう。
クーラーボックス
持ち帰る際に必ず必要になってきます。
普段キャンプなどで使っている物があればそれで構いませんが、サイズは30L以上あった方が良いです。写真のクーラーボックスはIGLOOマリーンウルトラ54で容量は51Lですが、それでも魚を曲げないと入りません。魚を入れること自体に抵抗がある方は別のものを用意するか発泡スチロールの箱で代用しましょう。
釣り場所と時間
太刀魚釣りにおいて一番重要なのが釣り場所と時間です。
もはやこれが全てだと言ってもおおげさではありませんし、これに比べたら竿やリール、ルアーなんてどうでもいいです。
これさえ間違わなければ幼稚園児でも釣ることは可能ですが、逆にこれを間違えば総額数十万円のタックルでプロが挑んでも釣ることは出来ません。
例えばお弁当を売るとして、昼の12時にオフィス街で売るのと、周り田んぼしかない農道で売るのとでは全く売れ行き違うのはお分かりいただけると思います。
お弁当の中身がどうかは後の話で、一番大事なには買ってくれる人が沢山いる場所で買いたいと思ってくれる時間に売る事が大事であるということです。
でも、釣れる場所と時間なんてどうやったら分かるの?と聞きたくなりますよね?
当然これが分かれば何の苦労もありませんし、これが一番難しいところであることは事実です。
だだ、今は便利な時代でスマホ一つあればどこで、何時に、どんな方法でどんな魚がどれだけ釣れたかがリアルタイムに分かるので活用しない選択肢はありません。
具体的に僕が参考にしている釣り場の探し方と釣りをする時間を紹介します。
釣果情報サイト
僕は主にカンパリという無料の釣果情報サイトを参考にしています。全国の釣り人が釣果を投稿するサイトで、魚種ごとの釣れた場所のリアルな釣果が分かりますので、信頼性は申し分なしです。
その日の釣り方やタックル、仕掛けまでを投稿しておられる方もいますので、詳しくなってから参考にするものいいかもしれません。
だだ、釣り場のマナーの問題や人が集中することを避けるために釣り人の暗黙の了解で「釣り場は人に教えるな」というのがありますので「〜海岸」や「〜河口付近」などのざっくりした場所の紹介がメインですので現地に行ってから多少調整する必要があります。
釣具屋
現地の釣果は現地の釣具屋さんが一番よく知っています。
特にホームページがある大きな釣具屋さんは毎日釣果をアップしていることがあるのでまずはチェックしましょう。
実際に行ってみてスタッフの方に聞いてみるとより詳しく教えてくれますよ。
時間
釣れる時間帯は圧倒的にマズメに軍配があがります。
マズメとは日の出、日の入りの前後1時間ことで、日の出のタイミングを朝マズメ、日の入りのタイミングを夕マズメと言います。夜釣りでもよく釣れる魚ではありますが初心者のうちは完全に暗い状態での釣りは危険ですので釣れる確率が高く、少しでも明るいマズメを狙いましょう。
ただ日が完全に上がった朝9時以降でも一投一匹の割合で釣れたこともありましたし、お昼に爆釣した話も聞きますのであまり常識に囚われすぎないのも大事かもしれませんね。
キャスティング
釣り方を解説するまえにまずはキャスティング(投げ方)について。
太刀魚が沢山釣れる場所は当然たくさんの釣り人でにぎわいますのでどこに投げてもOKではありません。
両サイドの釣り人との間隔が数m程度になること(↑写真参照)もありますので、しっかりと真正面に投げなければお祭り(他の人と仕掛けや糸が絡んでしまうこと)してしまいます。
また、針の付いたものを振り回すので、安易な気持ちでいると大怪我にも繋がります。
そこで必ずやってほしいことがキャスティング練習です。釣行前にまっすぐ投げれるようになるまでひたすら投げ続けて下さい。
距離はそこまで必要ありませんのでとにかくまっすぐを意識しましょう。
キャスティングについてはこちらの方を参考にしてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=PWjZckHzbAM&t=245s
釣り方
ルアー
今回はルアーでの釣り方を解説します。
餌釣りも人気のある釣り方ですが、竿先から出ている釣り糸にウキ、ウキ止め、シモリ玉、重り、ケミホタル、針、餌、、、etc。
沢山の仕掛けと呼ばれるシステムを組み込む必要があるのでビギナーには少しハードルが高いです。
その点、ルアー釣りでは竿先から出ている釣り糸には、先端にルアーが付いているだけですので非常に管理が楽です。あと、こんなことを言ったら餌釣りの方にい怒られますが、明るいうちの太刀魚釣りに関しては、はっきりいってルアーの方が釣れます。
そこで太刀魚をルアーで釣るといえばコレ!というぐらいメジャーなのが「ジグヘッド+ワーム」の組み合わせです。ジグヘッドと呼ばれる魚の頭を模した針付きの重りに胴体部分にあたるワームという柔らかい素材のものをセットして使うルアーの種類です。
慣れてくればワインドアクションと呼ばれるルアーをジグザグに動かす操作で、魚にルアーの存在をアピールすることも出来ます。
ただ、初心者のうちは難しいのでただリールを巻くだけの「ただ巻き」で慣れてからにしましょう。
釣り場所と時間でも解説しましたが、そもそも魚が集まってる状況ではルアーの種類や動かし方はほぼ関係がないので100均のルアーをただ巻きするだけで全然釣ることは可能です。(針から魚が外れやすいのでキャッチ率は下がりますが、、、)
リーリング速度
リーリングとはリールを巻くことを言いますが、そのリーリング速度によって投げた物の動き方や帰って来るルートが変わります。
ルアーが沈む速度よりもゆっくり巻けば沈みながら戻ってきますし、早ければ浮き上がりながら戻ってきます。
細かいテクニックの話をしだすとキリがありませんので、まずはじめは浮きも沈みもしない水面と並行で戻ってくる速度を目指して下さい。
調べ方は簡単で、目視できる所にルアーを投げて巻きながらちょうど良い巻き速度を覚えるだけです。
これを覚えておくと魚がいるであろう一定の層をルアーで引いてくることができます。
レンジ
太刀魚は時間帯や捕食している小魚のいる位置によって泳いでいるレンジ(層)が変わります。
そこで太刀魚がいるレンジを探すためにルアーが着水してから沈んでいくまでの秒数でレンジを認識します。
まずはルアーをキャストして、着水から海の底につくまでの秒数をカウントし、何秒で底まで沈むかを把握します。
例えば20秒かかったとずれば10秒のところが水深の真ん中になります。
大体5秒刻みぐらいで探れば良いのでこの例では5秒〜10秒沈めた所に太刀魚がいる事が分かりますね。
太刀魚は非常に獰猛な魚ですので、目の前通る物に躊躇なく噛み付いてきます。
ですので、ルアーを通してきたレンジで魚からのコンタクトがなければそのレンジにはいないと思って良いでしょう。
注意点
子供連れ
子連れ(僕もですが)の方は子供があちこちに行かないようにしっかりと見張っておいて下さい。
釣り人の後ろに行くと針が引っかかったりと非常に危険です。
また、言うまでもないですがライフジャケットは必ず着用させましょう。
ゴミ
海は山と違って定期的に風が吹きます。
コンビニで買ったパンの袋や、釣具屋で買った物のパッケージなどを何の気なしに置いておくと直ぐに飛ばされてしまいます。
ゴミを現地に捨てて帰ることは論外ですが全くそんなつもりがなくても、結果的に海へポイ捨てしているのと同じことになりますのでしっかりと管理しておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
太刀魚はタイミングさえ合えば釣りビギナーでも簡単に釣ることのできる魚です。
- 釣具は釣具屋さんに行って必要な物を一式揃えてもらいましょう。
- 100均で代用できるものは活用するととりあえずは出費おをおさえることができます。
- 太刀魚釣りにおいて一番大事なのが釣り場所と時間です。釣果情報サイトなどを活用して釣れている場所を確認しましょう。
- 釣り方の基本はまっすぐ投げて、一定の層をまっすぐ引いてくることです。これができれば魚さえ居れば必ず釣れますのでぶっつけ本番ではなく、事前に練習しましょう。
太刀魚のルアー釣りはリールを巻いている途中にガツン!という魚から当たりがダイレクトに伝わってくるので一度釣れるとやみつきになります。
ただ、自然相手ですので一投一匹釣れる釣り堀状態になることもあれば、一匹も釣れない日があるのも事実。
釣りというものはそういうものだと多少の割り切りは必要ですが、やはり釣れた方が楽しいので、釣果情報をチェックして、できるだけ実績の高い場所で確率の高い時間に釣りをしましょう。
釣り場ではルールを守って釣りを楽しんで下さいね!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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